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『風の旅人』 vol.44

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まほろば

最新号の内容紹介……もっと詳しく


2011年7月26日 (火)

翻訳文芸専門WEBジャーナル ~ Asymptote

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ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい。

Asymptote(アシンプトー)」第3号に寄せられた玄侑宗久氏のエッセイ、「正当にこわがることは可能か?」は、1932年の浅間山噴火について述べた寺田寅彦の上記の言葉の引用で始まる。「いま福島から世界へ」という編集部からの提題に応え玄侑氏は、正当にこわがるとは?という現代の公案ともいうべき問いを軸に、福島を中心とした原発事故後の国内の様子を詳述しながら現代社会の根本的課題に慎重な筆致で深く切り込んだ。

「正当にこわがること」を阻むものとして指摘された、判断材料そのものの偏りや不足、そして部分的材料に対する恣意的解釈や固執といった私たち自身の偏狭さは、読む者に『六度集経』の「群盲評象」の話を想い起こさせる。奇しくも台湾の林耀德は、「Asymptote」同号に所収の随筆「Hotel」の中で次のように言う。 

Don't close your eyes and use the elephant's tail to understand the elephant.

(目を閉じて尻尾だけをつかまえて象を知ろうとしてはならない。)


盲目的に捉えた一部分から全体を知ることはできず、また全体を知ること(そして「正当に」対峙すること)がそも可能かという問いは、対象が何であれ常に私たちにつきまとう。こたえは「否」かもしれない。しかし、可否をまず立ち止まって問い、その難しさを自覚すること、そしてそれでも正当に対峙できる範囲の相手と正当に向き合うよう最大限努めることは、少なくとも「可」ではないか?――「Asymptote」は言語と言語表現に焦点を絞って、この問いと回答のプロセスを世界中の作家・読者と共有すべく、20111月に翻訳文芸専門のWEBジャーナルとして産声を上げた。

Asymptote」は、シンガポール人作家・李耀龍を発起人に、アメリカ、イギリス、インド、日本、オランダから集まった(と言っても一度も全員で顔を合わせたことのない)編集者によって編まれている。会議場はSkypeGmail、そして共通語は現代の世界語であり本誌の基本言語でもある英語。居住地も母国語も違える編集者がそれぞれの得意分野を持ち寄り、これまでに30以上の言語によって書かれた100作以上の一流の文芸作品を、原国語と英語翻訳で(作品により原文の朗読録音と他国語への二重翻訳を加えて)WEB誌上に紹介してきた。

李耀龍は言う。「文芸作品は翻訳されることで言語間の壁を越え、異なる思考体系を持つ文化圏同士を繋ぐ架け橋の役割を果たす」。非営利である当ジャーナルの運営はひとえに、この翻訳の重要性と役割を痛感する編集者各人の思いと、賛同作家・読者からの支援によって支えられている。

ノーベル文学賞受賞作家のジョゼ・サラマーゴ、イムレ・ケルテスを筆頭に、世界的に評価の高い作家の作品を多く掲載する一方で、本誌では未翻訳の作品の開拓にも力を入れている。掲載、執筆を依頼する作家を選ぶ際の最初にして最大の基準は、編集者、翻訳者が「一人でも多くの人に読んで欲しい、読まれるべき」とおもう同時代作品であること。そして全作品を一度共通言語に翻訳してWEB会議にかけ、異人種の編集者同士を納得させることができれば掲載に至る。

本誌が第一の翻訳先言語に現代のリンガフランカである英語を選んだのは、いわば当然の選択だった。英語に翻訳された作品は原語文化圏の文化大使になる。このことを念頭に置いた上で、日本からはこれまでに、藤原正彦「数学と文学」、吉増剛造「裸のメモ」、岡田利規則「エンジョイ」(以上第1号所収)、玄侑宗久「正当にこわがることは可能か?」、中島義道「死んだら困る」(以上第3号)等の作品を紹介し、第2号では版画家・根岸一成の作品が表紙と挿絵を飾った。

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世界有数の出版・翻訳文化を誇る日本だが、書かれる作品の質量に対する輸出(正規の翻訳)の割合が低く、日本語のみでの発表に留まってしまっている作品が国内にはまだまだ多い。「Asymptote」に紹介することで掲載作家が一人でも多くの目にとまり、諸氏の出版作品がより広く読まれる契機になれば、と、各国からの編集者、翻訳者、推薦者、そして作家誰もが、同じ想いを抱いて「Asymptote」の翻訳出版に携わっている。

WEB上に文芸のHUB空港を作ること、そして編集者全員が恩恵に与ってきた各国の出版文化に間接的に還元、寄与すること。「Asymptote」創刊の二大趣意は、号を重ねるごとに実現の度を増している。

 

翻訳文芸専門WEBジャーナル「Asymptote http://asymptotejournal.com

(参照:玄侑宗久「正当にこわがることは可能か?」 http://bit.ly/n8NuA2

:中島義道「死んだら困る」 http://bit.ly/r1CMbC

連絡先:asymptote.journal.japan@gmail.com (日本語対応・岡本宛)

2011年6月 7日 (火)

学びの大元へ立ち返る場所 ~自由大学

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 なぜ、日本では大学が生まれたのでしょうか。歴史を紐解けば、それは明治維新によってできた近代国家の戦略として、国に役立つ人材養成機関が必要だったからでした。大学は、役人や軍人、また優秀なサラリーマンを大量に生み出し、その役目を果たしてきました。しかし、そもそもの大学の起源―中世のイタリア、ボローニャにおいて、世界で初めて大学という組織が生まれたときは、果してどうだったのでしょうか。そこには、当時の富裕な商人たちにとって、まず自分たち自身で學びたいという知的欲求があり、では誰にどう教わりたいだろうという具体的な問いから、学びの場が整えられていったのです。国家という上からの押し付けでも、世渡りのための学歴取得でもない、自分の生き方と直結した、仕事や人生そのものに役立つことを學ぶために、そもそも大学は誕生したのでした。

 私たちが運営する自由大学は、この大学の起源に基づき、それぞれの探究心を土台に、みんなで教えあい、みんなで學びあう場を作っています。大量消費大量生産的なあり方からは距離を置き、従来の大学の講義で多くみられがちな、百人千人の観衆に一方的に先生が話すいわゆる講演形式ではなく、少人数で丁寧かつ活発に対話し、参加者全員で場をつくっていくワークショップ形式を採用しています。必要とあらば、講義を自分たちで企画し組み立てていく。そんな古くて新しい共同体である自由大学のコミュニティーは、2009年の創立から約2年を経て少しづつ自然増殖してきました。

 大切にしていることは、量よりも質。だれが偉いのでもなく、フラットであること。苦行よりも學ぶ楽しみを尊び、笑いながら學ぶこと。記憶や知識の蓄積よりも、インスピレーションと創造性を高めること。そしてそれらがいかに自身の生き方や、働き方に繋がっていくか、を深めていくことです。

 講義のレパートリーは、ITから働き方、出版、コミュニケーション、農業まで、私たちの生きる自然界のように多様ですが、全体を貫く基本テーマは、「自由」。自由を得るために必要なもの。それはこの2点に行きつくと、私たちは考えています。すなわち、「何にも縛られない考え方」と「やりたいことをやれる能力」。自由大学の講義をすべて修了したら、この2つが自然と身についているような理想をもって、私たちは日々の授業を行っています。

 「人は自由になれるのか」。自由大学の取り組みは、はたまた。そんな壮大な実験でもあります。自由とは何か。きっと答えがないであろうこの問いを、これからも私たちは、追求し続けていきます。

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<自由大学の特徴>

・いつからでも入学でき、誰もが学べる学校
・教室は東京世田谷の廃校を再生した校舎
5週間で「食」から「働き方」まで幅広いテーマの講義を展開

自由大学

154-0001 東京都世田谷区池尻2-4-5

世田谷ものづくり学校118

TEL: 03-5474-2211

 

http://www.freedom-univ.com/

2011年5月31日 (火)

新しい旅と出会いの時空間 ~古民家ゲストハウス toco.

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最近、耳にすることも多い「ゲストハウス」。来客用に用意された別棟や、共同生活をするシェアハウスを指すこともありますが、現在日本に広まりつつあるのは、簡易宿泊所、つまり素泊まりの安宿としてのゲストハウスです。

昨年10月、株式会社Backpackers’ Japanは東京上野に、築90年の庭付き日本家屋を改装して「古民家ゲストハウスtoco.」をオープンしました。単に古い家に今風の装飾を施すのではなく、歴史ある90年の時の流れを引き継ぐように、元々ある素材を活かす形でリノベーションをしました。新たに設置された窓は取り外した建具によるものですし、テーブルの天板には床の間で使われていた木材が利用されています。

多くのゲストハウスの共通点は、宿泊客同士が自由に交流できるリビングスペースが備わっていることです。既に世界で幅広く行き渡っているこうしたスタイルの宿が、海外経験のある人たちによって日本にも取り入れられ、毎年多くのゲストハウスが誕生しています。

ゲストハウスtoco.も、その例に漏れず、小さなバーカウンターつきのリビングが母屋とは別に設けられています。このリビングが目指すのは、宿のコンセプトでもある「あらゆる境界線を越えて、人々が集える場所」。国境、世代、職業など、境界線は個人と個人の間に必ず存在するものですが、多様な人たちが、共に呑んで語り、何かを共有する空間を整えることによって、一歩ずつ境界線を越えていくお手伝いをしています。リビングは、toco.に宿泊してるかどうかという境界ももちろんなく、宿泊客以外の方にもバースペースとして、日々利用されています。

 日本の宿は、旅館やホテル以外にも、民宿やペンション、ユースホステルなど、時代とともに形を変えて提供されてきましたが、ゲストハウスtoco.では、従来の一方通行型の「接客」という概念が非常に薄いのが特徴です。スタッフの立ち位置も、宿泊客とほぼフラット。スタッフが等身大の接し方で見知らぬ人同士の間に立つからこそ、そこで交わされる話はお互いに一歩踏み込んだ話に深まっていくと考えます。そのためスタッフとゲストの間には契約関係を越えた、より長く友人として付き合っていけるような関係が生じ得るのでしょう。
 

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自分がどういう人間なのかを知りたい、という欲求は誰にでもありますが、そのためには、他人とどう関わっていくかが欠かせません。きっと「旅をすること」の最終目的には、自分と異なる人や文化から浮き彫りになる自分を知りたい、という願いがあるのではないでしょうか。今日、日本を旅する若い世代の間でゲストハウスが求められているのも、そこに予定調和でない出会いと新たな発見があることと、無関係ではないように感じます。

 今この社会にはどんな人が暮らし、どう感じているのか。そこから自分はどう考え、どう生きるのか。本来そこに強制するものは何も無く、答えを出せるのは自分ひとりしかいない。何十年も生き続けてきたこの古民家の中で、未来に結びつく選択のきっかけを、空間という手段を以てゲストハウスtoco.は提案し続けています。


古民家ゲストハウス toco.(トコ)

住所:〒110-0004 東京都台東区下谷2-13-21

宿泊料金:ドミトリー 2,600/

TEL03-6458-1686  

Web : http://backpackersjapan.co.jp

2011年5月24日 (火)

ボランティアを通して知る新しい世界の景色 ~NICE(日本国際ワークキャンプセンター)

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 NICE(ナイス:日本国際ワークキャンプセンター)は、「カラフルでヘルシーな世の中」を目指して設立された国際ボランティアのNGOです。 国際ワークキャンプや中長期ボランティアなどのプログラムを通じて、日本全国・世界各地の人々とともに、多様な生態系・文化・個性が生き生きと共存する地 球社会を開拓しています。

 国際ワークキャンプとは、その地域の抱える固有の問題を解決するため、世界中から集まった仲間と寝食を共にしながら地域の人たちと行うボランティア活動です。

 近年では、海外で井戸や学校を作ったり、自分の町で森の手入れやお年寄りを手伝うボランティアやNGONPOの活動が盛んになっていますが、 競争原理で働く企業や、前例主義に捉われてしまいがちな行政よりも、柔軟に現場に対応できると満足できる人が増えているからです。こうした人々の助け合い は古今東西どこにでも見られたものなのですが、近代文明や競争経済が世界をますます覆い尽くそうとする中で、新しい人々のつながりの仕組みを現代流に再生 する必要も高まっているのではないでしょうか。 

 NICEのワークキャンプはそうしたNGO活動の中でも、1990年から始まった先駆的な存在です。その開催国は年々増え、21年間で 2,903事業を主催、95カ国にのべ9,806人を国際ワークキャンプへと送り出し、その地域を地球規模で変えていく大きなうねりを生み出しています。

 ほんの一例として、タンザニアで初等教育充実のための学校建設、ネパールの村で小学生に英語を指導、また国内でも北海道の大沼国定公園の湖岸の保全など、年間約100カ国で約3000プログラムを紹介しています。

 ボランティアに興味がある、世界中に友達を作りたい、旅とは違った現地のリアリティ溢れる生活を知りたい、など、様々な動機をもった世界中の若 者が集まり、多国籍の共同生活をしながらボランティア活動を行います。国際ワークキャンプは、個人で参加してきた世界中の若者が平均10人ほど集まります が、どこの国の人が参加するかは事前には分からない場合が多く、より一層新たな暮らしにワクワクさせられます。

 国際ボランティアにおいては、キャンプへの参加者も、単なる労働力でもなく住民の一員です。普段の住む場所は違っても、共通の志を持ってつながる絆は、とても堅いものです。実際にワークに参加した方は、「ワークはイタリアで小学生に異文化を教えることだったが、子ども達に感化されたのは逆に自分 の方だった。異文化に触れたからこそ、海外の良さや日本の良さに気付いた」といった視点や、「過酷なワークのため、なんのためにヨルダンに来たのか考え た。しかし、労働力以上に得られたキャンプメンバーとの親交は、ここ以外では得られないものだった」といった声を寄せてくれます。また何より、「タンザニ アに滞在し、タンザニア人と接し、自分の目で見て体験した結果、この国を新しく発見し、先入観が覆された!」といったように、ワークは、誰かのために働く ことで、自らの人生に根本から影響を及ぼす体験を与えてくれると言えます。

 

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国際ワークキャンプへの参加資格は、やる気と行動力と、カタコト以上の英語力のみです。NICEの活動に興味を持たれた方は、ぜひお気軽にご連絡を頂ければと思います。

 
NICE(日本国際ワークキャンプセンター)
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-1-14-401
TEL:03-3358-7140

2011年5月23日 (月)

Web表現の新しいあり方 ~カディンチェ株式会社


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 カディンチェは200888日に創立した研究開発型ITベンチャー企業です。近年、インターネット上では、YouTubeUstreamそしてGoogle Street Viewといったマルチメディア・コンテンツの利用が盛んになってきています。これらは、従来ではその場にいる人間でしか体験できない現実世界の事象や景観をデジタル化・アーカイブ化し、全世界のインターネットユーザに発信することを可能にしています。

 カディンチェは、現実世界における「数値化できない感覚的なもの」をインターネット上のコンテンツとして再構築し、ユーザ同士や、企業とユーザ間で共有し合うことに本質的な価値があると考えています。

 現代は情報化時代といわれますが、実際に身の回りで接触する情報には偏りがあります。例えば欧米に関する情報は多く存在しますが、一方アジア・アフリカ・南米に関わる情報は相対的に少ない。またオンラインに存在する情報は、その多くが写真やテキストといったメディアであり、より表現力が高いものはコストや技術的難易度が高いといった理由で敬遠されがちです。そんな地理的かつ技術的情報の偏りを解消したく、私たちはカディンチェ株式会社を運営しています。

 最近の具体的な事業の一つとして、ブータン政府観光局とともに日本人を対象としたブータン・プロモーションを始めました。日本人がなかなか知らない、「幸せの国」ブータンの価値を広め、旅行客数を増加すべく、ウェブサイトでブータンの情報を提供します。ウェブサイト上では、従来のテキストや写真を用いたブータン紹介、そこに当社ならではのパノラマ写真を用いたバーチャルツアー、ソーシャルメディアを利用した閲覧者とのコミュニケーション等の構築を進めています。(http://www.kadinche.com/archives/1465

  ネット上に存在しなかった情報を新しい表現技術で提供することで、世界には多様な文化や価値が存在することを明らかにできます。また、そうした情報を提供することで文化や意見の異なる人々の相互理解を促進し、世界の調和や、より豊かな人生へとつながっていきます。自分が理解できないモノを拒絶するのではなく、まずは情報提供・表現し、接触の機会を増やすことで、無関心・誤解から発生する争いや価値観の画一化を防ぎたいとカディンチェは考えます。

  インターネットの発達により、情報取得方法や伝達方法に変革が起きています。当社はその中でも特に「空間」の表現にフォーカスし、リアルとサイバーをより融合できるような技術開発・サービス開発に取り組んでいます。サイバー上の情報はリアルの情報量には敵わないのは確かですが、ネットサービスを使うことで、有限な人生の中で、なかなか簡単にはリアルに触れられない場所や分野のことを提供できればと思います。そこに、画一的で平面的なものではなく、より触感的で身体的な形を作っていくことで、人々がスクリーンの前で過ごす日常の多くの時間をより豊かにすると考えています。

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  ブータンなどの観光地以外でも、不動産物件、お店、文化施設などとも関わりがあります。協業先も募集しています!

 142-0061東京都品川区小山台1-20-20  TEL: 03-6412-8958

カディンチェ株式会社http://www.kadinche.com/

2011年5月12日 (木)

日本中で、農業体験ができる仕組みづくり WWOOF JAPAN

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WWOOF(ウーフ)とは、World Wide Opportunities on Organic Farms (世界に広がる有機農の機会)の略で、お金のやりとりなしで、「食事・宿泊場所」と「力」そして「知識・経験」を交換するしくみです。

WWOOF JAPANでは、有機農場や、環境を大事にする人たち、自然が豊かに残っている場所、または人と人との交流を大切にしているところと、農業や、生き方について学びたく、仕事や家事の手伝いをしてみたい人たちとをサイト上からつないでいます。WWOOFは、英国で1971年に開始したグローバルな仕組みで、オーストラリアで拡大しました。

ウーフの受け入れ先であるホストは、北海道から沖縄離島までおよそ400カ所に散らばっています。農薬を使わず、化学肥料も使わず、環境に負担を掛けず、人、自然、動植物が共存して生きていける暮らしを実践している農家が主体です。農家だけでなく、農家民宿、農家レストラン、自然体験学校、陶芸工房などが登録しています。

手伝い側の、WWOOFer (ウーファー)と呼ばれる人たちは、日本人だけでなく、世界各国から来日し、日本各地の農場で汗を流し、ホスト家族と温かな交流をはぐくんでいます。

共に身体を動かし仕事をすることから、互いに何を相手にしてあげられるか、と相手のことを常に考えながら、非常に密な関係が作られていきます。ホストとウーファーはまるで第2の家族のようになります。

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WWOOF JAPANは、

1、有機農業・無農薬・無化学肥料で農業を営む人たちや地に足のついた生活を送る人たちと、日本各地・世界各国のWWOOFに興味ある人たちとに、出会いの場を作っています。

2、環境と自然を大切にする気持ちを持つ人を増やしています。

3、都会に住む人と、地方に住む人を結びつけています。

4、コミュニケーションの大切さを思い出してもらっています。

WWOOFは登録制です。(年間登録費:ウーファー5,500円、ホスト8,500円)

また、交通費や個人的費用はウーファー持ちですが、現地での住まいと働きは交換のしくみであり、費用は生じません。

〒065-0042 札幌市東区本町2条3丁目6ー7
WWOOFジャパンLLP
www.wwoofjapan.com

2011年5月 9日 (月)

新しい時代に通じる事業を募集します。

 私たちは現在、新たに「風の旅人」と響き合う方々と出会い、分野を超えて協働できる機会を模索しています。

「物から心へ」の時代になる、と何度も言われながらも、まだまだ新しい産業構造が現実に定着するには時間がかかります。今回の震災以後の原発問題で改めて明らかになったように、大量消費型の社会システムを支えている土台には、非常に危ういものがあります。その一方で、あまり大々的に取り上げられることはなくとも、現代の社会システムに疑問を持ち、日本各地で丁寧に代替的な取り組みを行っていらっしゃる方もいます。

そこで、「風の旅人」では、新しい未来を見据えて独自の活動を行っている方々を「循環」「再生」「共有」といった切り口から、ホームページ上でご紹介させていただき、新しい時代につながる動きの端緒としていけないかと考えております。

 「風の旅人」は、それ自身一つの雑誌媒体ですが、宣伝・広告をあてにした作り方をしておりません。広く大勢の方に画一的な商品を提供するという、20世紀型の大量生産、大量消費型の構造から一歩抜け出したところで、仕事をしていきたいからです。誌面に広告情報が極端に少ない固有の作りになっていることもあり、例えば、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の全支店のべ3000箇所以上に設置していただいている他、全国のカフェやギャラリー、宿泊施設などと相性も良く、ゆったりとした時間のなかで手にとっていただく機会に恵まれています。

 また読者層は、年齢や性別ではくくれず、多岐に渡ります。各界のオピニオンリーダー的な方に支持をいただき励まされており、読者として、経営者、学者、クリエイターの方が大変多いことと、介護、福祉、地域密着型産業への新たな取り組みなど、資本主義的な価値観から少し離れた固有の活動を行っている方や、いわゆるフリーターと言われる人生の模索段階にある若者が多いことも特徴です。

 読者に共通点があるとすれば、社会や世界に対する問題意識、そして、人生において、量よりも質を求めていこうとするスタンスかもしれません。そうした人たちはそれぞれにアンテナを張っていますが、自分とあまり関わりのない分野での活動をご存じないことも少なくありません。

だからこそ、今後はこの「『風の旅人』が注目するプロジェクト」のコーナーを紹介の場とし、共通の志向性を持つ「風の旅人」の読者たちがより深くつながっていけるようにしたいと考えております。


 具体的には、以下のような形で掲載をします。

≪掲載内容≫

 写真二点(JPEG形式でお送りください)

 活動の紹介文

 ○600字~1000字くらいを目安にお送りください

 ○既存の大量消費大量生産型のあり方とは、なぜ違うのか(コンセプト)、どのように違うのか(具体的な活動内容)、活動のビジョンを文章に盛り込んでもらえると幸いです。

 郵便番号と住所、電話番号

 ホームページアドレス

 以上の情報を、shuppan@eurasia.co.jp(担当:中山)までお送りいただければと思います。

また、ぜひとも相互リンクや雑誌のご紹介を含め、来たる6月1日に発刊する「風の旅人」新刊発売の告知をお手伝いしてもらえたら幸いです。(掲載料などは、特にいただきません)

皆様のご応募をお待ちしております。